1週間後

家の近くに新しくできたラーメン屋さん、彼が好きそうだったからそのうち一緒に行こうと思ってたんだけどひとりで行ったったぞ!そしてなかなかおいしかった!
 
ひとりで食べても、誰かと食べてもおいしいものはおいしい。彼はよく、こんな感じでわたしが心の片隅に小さくメモしていた一緒に食べたいものや行きたいところを、「俺と一緒に行って何か変わるの?」と不思議そうにしていた。
出会ったばかり、メールが入るたびにどきどきしながら開封していた頃からそうだったから、疎ましさからくるリアクションではない(と願う)。ただ、そういった情緒のようなものがごっそり抜け落ちていた人だった。
悪気もなく、ごく自然に、人間にはじめからそんな感情がなかったかのように欠落していた。
 
 
あの日から一週間が経ち、せっかく作ったこのブログもだんだん書くことがなくなってきてさみしい。わたしがほぼもとどおりに元気になりつつあるからだ。
彼を思い出すこともだいぶ少なくなっている。
自分でもぞっとするほどの立ち直りの早さ、というか、見て見ぬふりをしていただけですべては終わりに向けて動いていたのだ。それにたぶん、お互いどこかで気づいていた。
 
 
いまの不安は、立ち直りのスピードが思った以上に早くて、これは逆に一か月後くらいに激しく落ち込むのではないか?ということなので、一か月経つまでは不定期で記録を続けたいなと思っている。